私たちは若年認知症の人と家族へのサポート活動を推進しています。

若年認知症サポートセンター理事長 宮永和夫

若年認知症サポートセンターは、平成19年4月、若年認知症家族会・彩星の会の支援組織から誕生しました。
彩星の会が発足した当初は、本人(患者さん)、家族、支援組織(専門職、ボランティア)の3者が渾然としたままで、定例家族会の開催、当事者のミニディサービス、専門職向け研修会、一般市民向け講演会、家族会報や冊子の発行などの活動をおこなってきました。しかし、家族への負担を少なくしつつ、本人と家族の両者を支援する方法を模索する中で、定例家族会の運営以外の活動は支持組織(専門職とボランティア)がすべきであるとの認識が生まれ、さらに、より多くの家族会を支援するためには、彩星の会の中からでなく、彩星の会より独立して活動する道を選ぶことになりました。
今後、家族会の無い地域では会を設立する活動なども併せて行いながら、日本全体を結ぶ家族会ネットワークを確立し、全国の若年認知症者と家族に対する人的支援(サポーターの育成、家族会へのサポーター派遣、医療・福祉相談、介護研修)と物的支援(寄付・資金提供、施設や医療機関の紹介や受け入れ)を行って行きたいと考えております。  
皆様にはこの趣旨をご理解頂き、若年認知症者と家族が尊厳を保ちつつ、安心して住める地域社会の実現のために、サポートセンターの活動へのご参加ご協力をお願い申し上げます。

宮永和夫著作

若年認知症の臨床、若年認知症 本人・家族が紡ぐ7つの物語、若年認知症とは何か 「話す」認知症から「共に生きる」認知症へ、若年期の脳機能障害介護マニュアル

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