若年認知症サポートセンターは、若年認知症にかかわる医療・福祉・行政・NPO等関係者のネットワークをはかりながら、本人及び家族が尊厳を保ち、安心して暮らせる社会の実現をめざして作られたNPO法人です。
若年認知証に関する知識、相談先、お近くの家族会の連絡先など、情報がなくお困りのときはどうぞご連絡下さい。
現在、64歳以下の若年認知症と呼ばれる患者は全国に約4万人いるといわれています。昨今、 報道等により少しずつ認知が広まってきましたが、まだまだ本人・家族への援助・支援は不充分です。
私たちは以下のような活動を通し、社会的な環境整備の必要性を提言していきます。
1. 本人が、地域で暮らしていくために
● 若年認知症者専用のミニデイサービス事業「ゆうゆうスタークラブ」を実施
毎月第1日曜日13時から15時半 杉並区東高円寺「ゆうゆう高円寺東館」(東京メトロ丸の内線東高円寺から徒歩1分)にて若年性認知症のご本人のニーズに応じたアクティビティを行っています。経験豊かな看護、介護、社会福祉の専門職スタッフと共に有意義な時間を過ごしています。同時にご家族の交流会も開催しています。
2. 支援者を育てるために
● 若年認知症に関する研修の実施
専門職や市民を対象に、おもに若年性認知症に関する研修として、基礎研修(年1回)、公開講座(年1回)、事例研修(年3回)、若年認知症専門員フォローアップ研修(年1回)などを実施しています。
● 若年認知症専門員認定研修の実施
のべ24時間に及ぶプログラムで、より実践的な若年認知症ケアのスペシャリストを養成する研修を行っています。講義のみならず、事例検討によるアセスメント技法の習得、当事者や家族の体験談
(もしくは家族会での現場研修)から学ぶことが特徴的です。
3. 家族を支援する地域づくりのために
● 広域的な家族会の立ち上げおよび運営の支援
● 家族会同士のネットワークづくり支援
全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会の事務局運営を行っております。